用語集

  • 亜鉛めっき
    金属または非金属製品の表面に、金属の薄い皮膜をかぶせる技術を「めっき」という。
    めっき方法としては、電気めっき、無電解めっき、溶解めっき、真空めっき等がある。
    亜鉛めっきは、めっき槽に部品をつけ電気を流してめっきするもので電気めっき方法で亜鉛をかぶせるめっき処理のこと。なお、電気めっきがもっとも用途が広く種類も多い。
  • アキシャル
    電子部品で抵抗器などの同軸上にはんだ付けのリードが出ているもの。
  • アキューム
    アキュームレーションの略。サイクル・タイムが異なる装置間などで、プロセス内の製品を一時的に停止や保管するために使用する方法。
  • アクリル酸エステル
    アクリル酸とアルコールから生成するエステルの総称である。
    用途は 合成樹脂及び水性塗料・絵具、接着剤等の原料として使用される。
  • アセンブラ
    コンピュータが直接的に解釈・実行できる言語(機械語)に対応したプログラミング言語(アセンブリ言語)を用いて作成されたソフトウェアで、コンピュータが実行できる形式に変換するためのプログラム。
  • 圧空成型
    あらかじめ押出成形されたシートを加熱軟化させ、冷却固化前に型へセットし、真空圧や圧縮空気で最終形状に成形後、仕上げ加工し製品にする方法。
  • アルゴリズム
    コンピューターなどで計算を行うときの「計算方法」のことで、問題を解くための手順を定式化したもの。
  • アルゴン溶接
    タングステン・イナート・ガス溶接の略(TIG溶接)で、電極にタングステンを使用し、シールドガスに、アルゴン(Ar)ガスや、ヘリウムガスなどの不活性ガスをシールドガスとしてトーチノズル内に流し、融点の高いタングステン電極と母材との間にアークを発生させ、そのアーク熱により不活性ガスと酸素を燃焼させ、溶接しようとする部品の一点にアークを集中させて溶接を行う工法。高品質な溶接加工が得られあらゆる金属の溶接に適用できるのが特徴で、特に精密な溶接や、銅などの非鉄金属の溶接に適している。
  • アルマイト
    アルミニウムの表面を電解法などによって酸化させて「酸化アルミニウム」となり、表面を腐食しにくくするアルミニウム専用の処理のこと。耐食性、硬さ、耐熱性、耐耗性が向上し、光沢が保持される。台所製品をはじめ多くのアルミニウム製品に用いられる。
  • アルミナ
    通称アルミナ(α-アルミナ)と呼ばれる、酸化アルミニウム(: Aluminium oxide)は、酸化物のことです。
  • アーク放電
    電極に電位差が生じることにより、電極間にある気体に持続的に発生する絶縁破壊(放電)の一種である。負極・正極間の気体分子が電離しイオン化が起こり、プラズマを生み出しその中を電流が流れる。結果的に,普段は伝導性のない気体中を電流が流れることになる。この途中の空間では気体が励起状態になり高温と閃光とを伴う。
  • アーク溶接
    溶接方法の一つで、空気(気体)中の放電現象(アーク放電)を利用し、同じ金属同士をつなぎ合わせる溶接法。母材と電極(溶接棒、溶接ワイヤ)の間に発生させたアークによってもたらされる高熱で母材および溶加材(溶接ワイヤ、溶接棒)を溶融させて分子原子レベルで融合一体化する接合法のこと。
  • 鋳物
    鋳造でできた製品のこと。
  • インコネル
    スペシャルメタルズ社(Special Metals Corporation)の商標であり、ニッケルをベースとし、鉄、クロム、ニオブ、モリブデン等の合金元素量の差異によって様々なものに分けられる。 インコネルは耐熱性、耐蝕性、耐酸化性、耐クリープ性などの高温特性に優れており、スペースシャトル、原子力産業、産業用タービンの各種部品、航空機のジェットエンジン、身近なものでは自動車用の高級マフラーなど様々な分野で使用されている。
  • インサーキットテスタ
    直流および交流の電圧・電流など、複数の事象を広範囲にわたって計測できる保守点検用電気計測器のこと。
  • インサート成形
    プラスチック成形体に埋め込む金属部品などの異種材料の部品をあらかじめ金型内に設置しておいて,そこに樹脂を射出成形などによって充填する成形法。
    これに対し、板金などの金属部品に一部樹脂が組み込まれている場合をアウトサート成形と呼ぶ。
  • インサートナット
    プラスチックに埋込んで接続に使用するナットの一種。
    機能は通常のナットと同様で、形状はストレート型、フランジ付き、テーパ角付きなど、材質は真鍮、黄銅、アルミなどがある。
  • インターフェース
    コンピュータと周辺機器の接続部分を表す単語。この他、人と人との間のつながりという意味で使用されることも多い。
  • インバータ
    直流電力から交流電力を電気的に生成する(逆変換する)電源回路、またはその回路を持つ電力変換装置のこと。逆変換回路(ぎゃくへんかんかいろ)、逆変換装置(ぎゃくへんかんそうち)などとも呼ばれる。
  • インピーダンスコントロール
    高周波回路(回路の高速化、信号の高速化)により発生する障害に対応するため、回路間ギャップや絶縁層の厚さなどを考慮したパターン形成技術にて特性インピーダンスを整合する事により、パターン内での電気信号の反射を防ぎ、高周波/高速伝送を可能にすること。
  • インモールドラべリング
    IML (インモールドラベリング)の略。予め印刷加工されたラベルを金型内に装填し、射出成形と同時に製品に装着することで、写真製版印刷など、 従来、 容器への直接印刷では実現できなかった表現も可能な加飾技術。
  • イーストラップ
    酵母細胞壁を独自技術により加工した、食品や錠剤用のコーティング剤。防臭や酸化防止に優れている。
  • ウエットコーティング
    有機溶剤や液体に溶解された樹脂を、ベースフィルム上に均一にコーティングする技術。
  • ウエハ
    半導体素子製造の材料。高度に組成を管理した単結晶シリコンのような素材で作られた円柱状のインゴットを、薄くスライスした円盤状の板である
  • ウエルダー
    溶接工や溶接機のこと。「ウェルダー加工」は、素材に高周波電界を与えて内部発熱を起こして溶着させる加工のこと。
  • エアゾール
    缶などの容器に液化ガスとともに封入した薬品などを,ガスの圧力で霧状に吹き出させて使用するもの。
  • エア・コンプレッサ
    空気を圧縮して、高圧の圧縮空気をつくる機械。往復式・回転式・遠心式など種々ある。
  • エアーリフロー(装置)
    リフロー装置の一種で、空気を熱して高温にして半田を溶かし、電子部品を実装する装置のこと。
  • 液晶ポリマー(LCP)
    溶融状態で分子の直鎖が規則正しく並んだ液晶様性質を示す、熱可塑性樹脂に属する合成樹脂のこと。耐熱性にすぐれている。
  • エスキース
    建物やインテリアなどの設計・デザインの構想をまとめるための下絵。
  • エッジワイズコイル
    平角線の短辺を内径面として縦に巻いたコイルの総称。
  • エッチング
    エッチング (Etching) とは、化学薬品などの腐食作用を利用した表面加工のこと。使用する素材表面の必要部分にのみ防食処理を施し、腐食剤によって不要部分を溶解侵食することで目的形状のものを得る。古くは、銅板による版画などに使用された技法で、近年ではプリント基板の回路形成、プレス加工困難な微細抜き加工に使用されている。
  • エポキシ樹脂
    高分子内に残存させたエポキシ基で架橋ネットワーク化させることで硬化させることが可能な熱硬化性樹脂の総称。架橋ネットワーク化前のプレポリマーと硬化剤を混合して熱硬化処理を行うと
  • エラストマー
    ゴム弾性を有する工業用材料の総称
  • エレクトロニクス化
    エレクトロニクスとは、トランジスター,電子管,レーザーなどのように電子のもつ運動エネルギー,位置エネルギーなどを利用して電気信号の発生,増幅,制御を行う素子,いわゆる電子デバイスを中心とする工学の一分野をエレクトロニクスと呼ぶ。電子デバイスそのものを対象とするばかりでなく,電子デバイスを利用した電子回路,それらを組み合わせた電子システムをも対象とする広い分野である。
  • エンジニアリングプラスチック
    一般的には「高性能なプラスチック」として認知されている。性能面での定義は、引張り強さ4.9MPa、曲げ弾性率1.9GPa、長期耐熱性100℃とされ
  • エンドミル
    エンドミル (endmill) とは、切削加工に用いる工具(切削工具)であるフライスの一種。ドリルに類似した外観を持つが、ドリルは軸方向に推進し、円形の穴を空ける用途であるのに対して、エンドミルは側面の刃で切削し、軸に直交する方向に穴を削り広げる用途に用いられる。また、端面を平滑に仕上げる際にも用いられる。中心部の切れ刃が不完全であるため、ドリルのような単体での穴あけ加工には本来適さないが、穴の中心にドリルなどで下穴を開けておくことで、軸方向へ推進して削り込むことも可能である
  • 黄銅
    銅Cu と亜鉛Zn の合金で、特に亜鉛が20%以上のものをいう。真鍮(しんちゅう)と呼ばれることもある。
  • オゾン
    オゾンは大気中に存在し、フッ素に次ぐ強力な酸化作用があり、殺菌・ウイルスの不活化・脱臭・有機物の除去などに用いられる。
  • オフセット印刷
    印刷技術のひとつ。実際に印刷イメージが作られている版と紙が直接触れないのが特徴。
    版に付けられたインキを、一度ゴムブランケットなどの中間転写体に転写(offset)した後、紙などの被印刷体に印刷するため、そう呼ばれる。
  • オプトエレクトロニクス
    オプティクス(光工学)とエレクトロニクス(電子工学)の合成語で、光電子工学とも呼ばれる。光を電気信号に変換、あるいはその逆に変換して利用する技術工学のこと。
  • オングストローム
    長さの単位で、原子や分子、可視光の波長など、非常に小さな長さを表すのに用いられる。
    1Åは10?10m = 0.1ナノメートル(nm) = 100ピコメートル(pm) と定義されている
  • オンデマンド印刷
    要求・必要に応じて必要なものを、必要な時に必要な部数印刷するシステムのこと。
    オフセット印刷に必要な工程が無く、デジタルデータを直接出力するデジタル印刷機を使用する。 デジタル印刷機が登場したことにより、版の刷版の工程を省略することができるため小ロットでも安く印刷することが可能になった。
  • オートクレーブ
    内部を高圧力にすることが可能な耐圧性の装置や容器、あるいはその装置を用いて行う処理
  • オートリール
    スプリング(ぜんまいばね)またはモータを使い、ケーブル、ホース、ワイヤーなどを巻取る機械。
    ケーブル自動巻取機をケーブルリール、ホース自動巻取機をホースリール、ワイヤー自動巻取機をワイヤーリールと呼ぶ。
  • オープンソース
    プログラムのソースコードを無償で公開し、ソースコードの改良や再配布の自由を認める姿勢や概念のこと。
  • アクチュエータ
    アクチュエータ(Actuator)は、入力されたエネルギーを物理的運動に変換するものであり、機械・電気回路を構成する機械要素である。能動的に作動または駆動するもの。
  • インパルス
    ノイズなどにより、電気回路などに瞬間的に定常状態を超えて発生する「大波電流」のこと。